Kobe Art Marché 2023

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野口 裕司

作品1. まくらのつぶやき
ミニプロジェクター、この部屋で使われている枕、プロジェクターの設置台、つぶやきのことばのデジタルフォント / まくらの大きさ / 2023

作品2. つぶやぐ
ミニプロジェクター、アクリルミラー、つぶやきのことばのデジタルフォント / 56×34×6cm / 2022

作品3. つぶやくふくろ
ミニプロジェクター、プロジェクター設置台、フック、この場所で使われているビニール袋 / ビニール袋の大きさ / 2023

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Statement

作品1.
つぶやきの言葉をものにあてて、命を与えるシリーズから、ホテルの一室に設置とい  う事で、人々の睡眠中のつぶやきを聞いて、つぶやき返す事ができるのは枕と考え、ミニプロジェクターでその部屋で使われている枕につぶやかせる作品。
作品2.
鏡面に開いた穴から鏡文字の映像が見る人にあたり、それを見る人が鏡に映る自分をスクリーンとして読み、見る作品のシリーズ
「つぶやきはね、みるそれぞれの人の鏡なんだよね。」という言葉から、この鏡文字と鏡によるシリーズは始まった。
作品3.
安価で大量生産されてきて、最近は海洋汚染の最大の犯罪者のように扱われるビニール袋のつぶやきを、ふくろ内に映写する事で表したシリーズ。
道具は人間の都合で価値観を変える。少し前までは、元々あった家庭用買い物カゴから便利な道具としてとって変わられて重宝がられていたのに、今は公害汚染の象徴として犯罪者扱いされ、大量生産された同一規格製品のマイバッグに取って変わられる存在となった。
この作品は、そんなかわいそうなビニール袋のつぶやきである

Profile

1968年北海道札幌市生まれ。現在は石狩市在住。 1989年、北海道教育大学札幌校美術工芸課程、日本画研究室所属。箔や墨をベースにした平面・立体・映像の抽象表現作品を制作。現在は、書かない書道として、デジタルフォントを使った映像表現を行う。
2020年4月より、芸術運動「ART SHODO」に参加。
2021年 ART SHODO FESTA in Fukuoka にて、「車窓」山本豊津賞受賞。
2022年 SHODO NEW AGE(Eastern conference)にて、「つぶやく」優秀賞受賞。

Web site

https://www.facebook.com/nogupee